ABOUT ROU

私たちは、ジャカルタを拠点とする、
インドネシアの伝統的な染め物
「バティック」専門店のROU(ロウ)です。

「バティック」とは、UNESCOの無形文化遺産にも登録されているインドネシアの伝統芸能のこと。
日本語では「ろうけつ染め」と言われる、溶かした蝋を使って模様を描き、その上から染色して模様を作る染色方法です。
MISSION
ROUは、伝統と現代を融合させ、モダンかつ快適で実用的な製品を生み出すことで、
伝統文化の根幹である職人技術の保全に貢献することを目指しています。
PASSION
ROUは、日本人がインドネシアの伝統文化であるバティックの芸術性、哲学、技術に感銘を受けたことで生まれました。
伝統文化は、その時生きていた人々の生き方、哲学が表されています。
バティックは、インドネシアで古くから希望や勇気の象徴として制作、着用されてきました。
現代において、インドネシアでバティックは正装として扱われているものの、活用シーンは以前と比べ少なくなりました。
それに伴い生産者の後継者不足、技術継承の問題が生まれています。
ROUは、バティック文化を単純な保護の対象ではなく、現代の生活に適応したデザインに再構築することで、
バティックを以前のように日常的にも楽しめる対象にすることを目指しています。

MESSAGE
2016年、初めてインドネシアの地を訪れた時、
それまで漠然と抱いていた「途上国インドネシア」のイメージが変わりました。
エネルギッシュで人との繋がりを大事にする、学ぶことが多くある国でした。
現在在住5年目に入り、人口世界4位の経済発展の勢いを感じながら、
貧困格差の拡大も目の当たりにしているのも事実です。
そういった問題の解決の糸口として、単純に支援を施すのではなく、
現地の人々と新しい価値を一緒に作り上げ、
雇用を生むことで発展していく仕組みを作ることが重要だと信じています。
インドネシアには、この経済発展の隅に追いやられつつある、
バティックをはじめとした芸術性の高い伝統や工芸品が沢山あります。
価値のあるものを多くの人に広め産業を守ること、
そして、現地の人たちが自分達の文化に興味や誇りを持ち続け、文化が継承されていくこと。
その2点がROUを通して実現したい私達の目標です。
このショップを通して、少しでもバティックを楽しむ人が増え、
少しでも多くの笑顔が増えますように。
ROU代表 金井愛美